わたしのコンプレックスは運動ができないことです。
小さい頃から何をやってもダメ。それでもスポーツが大好きです(笑)。それだけで体育大に進みアスリートの世界にどっぷり浸り、今もアスリートを育てています。
スポーツになぜそんなにも惹かれたのか?!
それは他でもない・・・。その瞬間にしか生きられないということ。そして、その瞬間瞬間を自分で全て決心することの繰り返しで、自分をごまかすことができないから。です。弱いわたしにとってスポーツが、わたしを強くも優しくもしてくれました。
わたしはとてもとても心の弱い人間です。トレーニング中に「いつどうしたらさぼれるか?」ばかり考えている弱い人間。高校の時毎日のように諏訪湖を走らされていて、培ったことがある。マラソンってとにかく前に進むしかゴールする手段が他になくて、立ち止まったらいつまでもゴールしないですよね。だからさぼりようがなくて、立ち止まることより前に早く進む方法を考えだした。大学へ進学して、身体能力の凄い人たちの中で競技力は断トツ低かった。それでもアップでの走り込みはトップだった。
だから毎日毎日とにかく走り込んだ。その足を使って技術で勝てないバドミントンも、コートを相手より走りシャトルを絶対に落とさないことだけがわたしの戦法。めっちゃ強い選手も、全部シャトルが帰ってくるから根負けをする。わたしにはそれしか勝つ方法がなかった。技術がなくても自分の武器を知ってそれを使い切ると、ちゃんと勝てることを証明してくれました。
先日「チアダン」https://youtu.be/mmJPG1Ilk68 という映画を見てきました。生徒が強くなっていく有り様、監督という立場のすべきこと、人との関係がとんでもない奇跡が起こること、泣いて笑ってそれはそれは感動しました。一緒に行った娘も感動して顔がぐちゃぐちゃ。映画の中でも青春ものやスポーツ系は大好きですが、これは実話だから、そしてチアだから、本当におすすめ映画です。チアダンスってスポーツは、誰かの応援のために自分が精一杯戦うスポーツ。その精神が大好きで、娘がチアを習っていたときに大好きになりました。
人は、自分のために戦うんだろうけど、それ以上に自分を思ってくれる誰かのために戦うときってもっともっと強い力が出るんだと思う。
アスリートをやってきて何度もその感覚は味わったから。。。
だからわたし、スポーツが大好きなんです。
人を応援すること、自分がその為に必死に今を生きる。
「イノチの樹」がまるでスポーツのように思います。
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