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啓蟄

蠢き始める地中の胎動

「啓蟄」は、春分から345度経過した仲春のはじまりの地点。いよいよ年度末ですね!

春分を境に夜よりも昼が長くなり、これから北半球に向けて太陽の光が当たり始め、生物はいよいよ目覚めの時を迎えます。

地球暦が春分をスタートラインにしているのは、人や自然の動きが、太陽と地球の動きと結びついているから。啓蟄は冬至から比べると、昼の長さが2時間ほど増えていて、太陽のエネルギーは地面に日増しに蓄積されています。その変化を地中にいる生物たちが熱として実感し始めるのがこの「啓蟄」。

3月20日の春分は、一年を一日にたとえたときの「日の出」にあたります。その15度前の啓蟄は午前5時に相当し、空が白み一日がはじまる夜明けの時。そして、これまで内側に貯めていたものが一気に表に飛び出し、みずみずしく春がはじける時。

地球の動きに合わせて、春分の助走としてこの啓蟄の節目を感じてみてはいかがですか?!

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